一見、どうやって使うのだろう?という私たちが見慣れない形態の知育玩具を発見しました。
「おもちゃ」といえど、大人もハマってしまうこと間違いない、新感覚のプロダクトです。
シンプルな構造なのに、無限の可能性が秘められた「piepgam」の魅力を伝えします。
実は日本の東京の工場で生産をしています。
もともとは、「東京ビジネスデザインアワード」という東京都主催のコンペティションで、パイプの精密加工で世界トップクラスの技術を持つ「武州工業株式会社」に技術提供のオファーがあったことがきっかけ。
その中で「武州工業株式会社」とプロダクトデザインを中心に幅広く活動するデザイナーの「小関隆一」氏の出会いから始まりました。
小関氏がさまざまな仮定を立て、試行錯誤を重ねたアイデアが徐々に鮮明になり、「pipegram」というかたちとなりました。
「パイプを使って、広く社会的にものづくりに関わる」という発想は、はからずも武州工業の掲げていた理念とも一致。
その取り組みは高く評価され、同コンペティションの最優秀賞にも選出、2014年グッドデザイン賞、2015年にはドイツのデザインアワードでも受賞しています。
pipegramは5種類のかたちのアルミパイプと樹脂製のジョイントで成り立っています。
パイプの穴にジョイントを差し込み、繋ぎ合わせて立体にしていくので、ジョイント部分のつないだフィット感が大事になってきます。
ジョイントと組み合わせた時に一定の間隔になるよう統一された径のなかに、色々なカーブのパイプがデザインされています。
真っ直ぐでも、円形でも、ジョイントにはめ込む円の大きさは同じでないといけません。
ストローを曲げた時に想像できるように、曲げたその最中でカットしてしまっている赤と黄のパイプには特に、玄人もうならせる日本の技術が詰め込まれています。
pipegramの最大の魅力は、そのシンプルさのからうみだされる無限の創造性ではないでしょうか。
パイプ自体にも形があるので、少ないパイプを繋ぎ合わせただけで、手の中で立体が出来上がっていきます。
また、積木と違って持ち上げてもくずれないので、つくった形を飾っておくことも可能です。
実際に触ってみて、思わぬ発見や思い付きで創る立体は、大人までもワクワクさせます。
シンプルな立体から、複雑な立体まで、様々な形状のものがつくれます。
図面だけではわからない、複雑なかたちも実際に手に取って作り上げることで、立体、空間への理解が深まります。
ただ遊ぶだけではなく、教育的な側面も持ち合わせているpipegramは、実際に岩手県の教育期間で教材としても使われています。
そのプロダクトとしての美しさも言及せざる負えません。
アルミのあたたかさ、やや光沢のある美しいカラー、微妙なカーブのかたちなど、パイプ自体のデザインはもちろん、
またそれを包むパッケージも、玩具の中では特に逸したデザインではないでしょうか。
少し大きめで厚めの板状になったパッケージの中に、板にはめられたパイプとジョイントが一つ一つ丁寧にはめられています。
そのようなパッケージが採用されている理由として、誰でも間違いなくパッケージングが行える、つまり誰でも出来る作業の創出、そしてつまりは社会的なマイノリティの仕事の創出につながるのでは?といった背景があるそう。
デザイン性を保ちながらも、ものづくりに関わる理念は、ものづくりに対する強い想いが伝わります。
お祝いに、記念日に、プレゼントとして、または立体の理解のお勉強に。
たくさんの想いがこめられたpipegramを、大事なひとに贈ってみてはいかがでしょうか。
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